ルヴェソンヴェール南大沢 2013年6月版 デザート談話
2013/06/07
川村シェフが作りますと、全体を見据えて、皿全体のバランスと協調性とアクセントが効いている作りとなります。
もちろん、客の状況や具合やいろいろなものも見て、味に変えていきます。
デザインは、惑星とか太陽系とか宇宙とかのデザインで勝負をかけてきます。
一方、早川パティシエが作りますと、
ひと皿(一品)に勝負をかけてくるのです。 素材の香りや甘さや香りを、存分にガッツリと引き出してきます。
パティシエですから、ケーキ屋さんと考えていただければニュアンスを読み取っていただけると思います。
デザインは、地球上の自然や風景や人間のまわりのものになります。
で、どっちが美味いの?というと、 それは、どっちもどっちで、 どっちも個性ですわ! だって、ほとんど同じ材料使っているんですよ。 ショートケーキが、作る人によって、モンブランやシュークリームになんかならないのと同じです。 ですが、もし食べる機会があったら、楽しんでみてください。 500円ですから、ケーキ屋さんでケーキ買うより安いでしょ。 ケーキ屋さんでお土産にケーキ1個だけだと気が引けるでしょ!(^_^;) 川村シェフいわく、Blog主さん食べて見てください。
どっちが作ったか、すぐ判りますから・・・・・・
って、ず~~~っとニコニコ、ケタケタしているんですよ。
よっぽど自信があるんでしょうね!?
それとも、
よっぽど、おもしろい仕掛けをつくっているのか?
さて、前振りが長くなりましたが、2013年5月のデザートとお別れです。
Blog主では5月のデザートは、この2つがよかった。- 左、 パンペルデュ パイナップルのソテーとキャラメルのアイスを添えて 500円
- 右、 かんきつ類のヴェリーニ マスカルポーネとフィナンシェ添え 500円
何回も、ご紹介していますけど、
パウンドケーキをフレンチトーストにした、いと上品なパンペルデュです。
見た目は地味なのですが、 ランチを少量に抑えまして食べますと、 満足このうえないデザート。
ひと皿で満足させるため、酸味が足りないところをパイナップルのソテーで補っています。
もしここで、パイナップルがなければ、貴腐ワインやアイスワインの甘~い上品なソーテルヌで合わせるところですが、
そこまで、金を使わせるわけにはいかないと考えたのでしょうか? やさしい心遣いです。
かんきつ類のヴェリーニ マスカルポーネとフィナンシェ添え 500円このBlogで「沼とか池」とか書きましたら、とても傷ついておられまして、
ずーっとBlog主に向かって「ヌマ、ぬま、沼」「池、いけ、イケ」と言ってました。(笑)
そういう意味ではなくて、避暑地の高原の絶景の中にある「白樺や枯木と湖とその岸辺」をイメージする作品だったということです。
例えば、尾瀬であったり、中禅寺湖、池の平、で、あったり、
北海道の山奥ふかくにある、人も来ない沼・・・・・・(^_^;)また、沼だ・・・
そういうイメージをしながら、初夏を感じ、爽快感も一緒に味わえるとても素敵なデザートという意味です。
食べれなかった方、残念です! たぶん、もう会うことはないでしょう。 似たようなものは出てくるかもしれませんが・・・・・ なぜならば、 同じものは2度と作らない、人と同じものは作らない、作りたくない、って言うぐらい、 ルヴェソンのシェフやパティシエたちは気持ちを高く持っているのです。・・・・・たぶん ごちそうさまでした(^人^)ルヴェソンヴェール 南大沢 http://www.leversonverre-tokyo.com/restaurant_minamiosawa/ 〒163-8001 東京都八王子市南大沢1丁目1 首都大学東京国際交流会館内 TEL:042-677-3301 京王線南大沢駅から徒歩5~10分程度 [map w="600" h="300" marker="yes" z="17" maptype="ROADMAP" address="東京都八王子市南大沢1-1"]