絶品! みそロースかつ 定食で1470円は安い [とんかつ ひで 西調布駅]
2016/01/16
いやぁ~! 絶品! 久々のヒット!
前回の特厚ロースかつも、火の入れ方(油の揚げ方)が抜群で、お肉も上質でうまかったぁ~
その記憶もあるものですから再訪。
裏切らない結果となった。
【みそロースかつ(ご飯、お味噌汁、お新香付) 1470円(税込)】
画像のため、切り口を横にしている。
みそかつといえば、名古屋のみそかつのイメージ
八丁味噌を使用した、甘みが強く どことなくコゲのイメージを漂わせるソースが、とんかつの上にかかっている。
名古屋風みそかつがテーブルの上に置かれると、とんかつソースをかけられない まどろっこしさと、いつもとは違うワンランク上の小さな優越感。食べる前のせめぎあい。 心がちょっと揺さぶられる感が楽しい。
ロースのうま味と、脂身のうま味が、じゅわぁ~と広がったところで、
赤みそソースの甘いような、苦いような、渋いような香りが、追い打ちかける。
繰り広げられるハーモニーはまさに至福の時。多幸感最大
日本版デミグラスソース
名古屋風みそかつを、長々と書いたが、その固定観念を打ち崩す とんかつ ひでの「みそロースかつ」
料理が、っポンッと置かれたが、いつまでたっても、赤みそのソースが出てこない・・・・・・、ここで、
「とんかつにはソースをかけないでお召し上がりください」との案内
っえッ? ( ゚Д゚)
さて、断面の拡大
通常店の、ランチとんかつ程度の厚さのロース肉を、大胆にも2枚使用
挟み撃ちする「餡」は、なんと!
白みそに、ひき肉が入った「しろ肉味噌」がたっぷり!
ちょっと見える緑色は、大葉
えっ?! これがみそかつ・・・・・・?
さくっと、ひと口!
「なんじゃこりゃ~」 (@_@)
何たる、絶妙なハーモニー!
計算つくされた味構成と演出
とんかつは、ひと皿ですべてを奏でる演出の難しさがあるが、このひと皿に ここまで考えつくされたとんかつは、出会ったことがない。
かすかに感じる甘み。 味噌のうま味が甘みにかわったものか? 肉のうま味が甘みに感じたものか?
その甘みを上品に白みそで迎え、2枚のロース肉で挟み込んでいるにもかかわらず、贅沢に肉味噌を使用
「餡」のセンセーショナルに圧倒され、肉味噌があることさえ気が付かない。
とんかつを数切れ食べた後、我に返り、やっと確認できる。・・・・・・「っえ?ひき肉??つかっているよぉ~」って。
「白みそと、ひき肉にしては、「餡」がやけにさっぱりとしているなぁ~」と感じれば、それは大葉
まことに贅沢
名古屋の「赤みそ みそかつ」に対して、東京の「白みそ みそかつ」
それも、考えて 作って、考えて 作って、考えて 作って、考えて 作って、試行錯誤の末に出来た「とんかつ ひでの みそロースかつ」
おみごと!
もうひとつ、・・・・・・
とんかつの定食は、定食としてのハーモニーを雑に考えて組み合わせると、脇役となりがちなのが、お味噌汁。
ここの、お味噌汁を食べてみてっ!
ゆずの香りたっぷりのお味噌汁!
これも、うまい! 驚き!
ことごとく驚かされた。